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「イフェクサーSRカプセル」新発売、セロトニンとノルアドレナリンの再取り込み阻害作用持つSNRI-ファイザー

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2015年12月10日 PM03:00

・うつ状態を効能とする1日1回経口投与の徐放性カプセル製剤

ファイザー株式会社は12月8日、・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(:Serotonin-Noradrenaline Reuptake Inhibitor)「(R)SRカプセル37.5mg、同75mg」(一般名:)を発売した。


画像はリリースより

同剤は、神経伝達物質であるセロトニンおよびノルアドレナリンの両方の再取り込み阻害作用を有する抗うつ薬。1日1回経口投与の徐放性カプセル製剤で、うつ病・うつ状態を効能・効果としている。

1997年にスイスで承認されたのをはじめ、世界90以上の国と地域で承認されており、豊富な使用経験とエビデンスを有する。すでに海外では大うつ病性障害などの治療薬として浸透しており、米国の治療アルゴリズムでは、精神病性の特徴を伴わないうつ病治療の第一選択薬として推奨。また、他の第一選択薬には反応しない、または忍容性がないために治療変更を要する場合の第二選択薬としても推奨されている。

うつ病治療における第一選択薬に

SNRIであるイフェクサーSRカプセルは、低用量では主にセロトニン系に、高用量ではセロトニン系とともにノルアドレナリン系の作用がより強まるデュアルアクションを特徴としているという。

同剤の用法・用量は、通常、成人にはベンラファキシンとして1日37.5mgを初期用量とし、1週後より1日75mgを1日1回食後に経口投与する。なお、年齢、症状に応じ1日225mgを超えない範囲で適宜増減するが、増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として75mgずつ行うこととしている。

同社では、国内において日本人での臨床試験の結果および海外のエビデンスをもとに、うつ病・うつ状態の患者の不安症状を取り除き、意欲を高めることで、高い寛解率を示す、うつ病治療における第一選択薬の1つとして、患者が1日も早く日常生活を取り戻すための治療に貢献できる薬剤であると述べている。

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