無茶と思われたダイエット、実は正解だった?
1月31日にNew England Journal of Medicineに掲載された、減量に関する神話と真実が話題を呼んでいます。
特に、驚く人が多いと思うのは、急激に痩せるのは良くない、徐々に徐々に体重を落とすほうが最終的にはしっかり痩せられる、という「常識」。私も信じていましたが、この神話が崩壊しました。
長期的に見ると、一気に落とした人の方が良い結果に
超低カロリー食やプチ断食などで急激に体重を落とした人と、1日800-1200キロカロリーの食事で徐々に体重を落とした人の、1年以内の状況と、1年以上経ってからの状況を比較したそうです。
すると、急激に体重を落とした人の方が、1年以上が経過した後を見ると、減量体重の平均が大きいことが分かりました。一方、1年以内の体重減少をたどると、二つのグループにあまり違いが見られませんでした。長い目で見ると急激に体重を落とした方が効果が出ていたことが分かったのです。
また、ダイエットの目標は実現可能な範囲がよい、とされてきましたが、ちょっと無理目の設定をした方が目標を達成できる人が多いことも分かりました。
あなたのダイエットの常識、見直してみませんか?(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Myths, Presumptions, and Facts about Obesity
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/