医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 世界の患者貢献まで展望を-森審議官、国内メーカーに挑戦促す

世界の患者貢献まで展望を-森審議官、国内メーカーに挑戦促す

読了時間:約 2分8秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年12月02日 PM12:00

厚生労働省の森和彦大臣官房審議官(医薬担当)は11月30日、専門紙と共同会見し、6品目が指定された先駆け審査指定制度に言及。「気概を持ってチャレンジする国内メーカーが多かったことは良かった」とした上で、「本当に欧米のメガファーマと真剣勝負できるかといえば、のんびりしていられない。もっとチャレンジし続ける必要がある」と強調。「世界の患者への貢献まで展望しておかないと、本当の意味で成功にならない。国際的に展開する発想を持ってほしい」と行動を促した。

森氏は、先駆け審査指定制度について、「日本にいろいろなシーズが育っていくために打ち出した施策で、これを成功させることは重要度が高い仕事になる」との認識を示した。米FDAのブレークスルーセラピー制度を引き合いに、「既に米国では指定された品目の承認までこぎ着けている。日本も世界の1~2割の医薬品を生み出せるようにし続けるため、国内や海外で見出されたシーズを引っ張ってこないと、医薬品の世界の中で輝く国であり続けられない」と指摘。そのためにも、打ち出した施策の充実が重要とした。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外