言語道断の身勝手な犯行
横須賀市の横須賀共済病院に放火しようとした男が、2013年2月3日、神奈川県警横須賀署に現住建造物等放火未遂の疑いで逮捕されました。
この男は、無職の62歳。同病院を受診していた患者で、警察の調べに対し容疑を認め、
「待ち時間が長く腹が立った。診断結果も気に入らなかった」(北海道新聞より引用)
と供述していることが分かりました。
横須賀共済病院は、横須賀市や三浦半島の市民を守る中核病院。24時間患者を受け入れる救急救命センターや、NICUなどを有し、一日の外来患者数は約1800名と、地域の住民の健康と安心を支えています。
(image by ikepì’s photostream)
シンナーをまき、火をつける
この男は、2日の早朝に交通事故に遭い、救急車で同病院に搬送され診察を受けていました。
しかし、この時の診断が軽かったことや、待ち時間が長かったことに不満を持ち、同日午後0時45分ごろ、同病院地下2階の機械室にシンナーをまき、火をつけようとしました。
しかし、火災警報器が作動。すぐに警備員が駆けつけ、消火をしたため建物への延焼はなく怪我人も出ませんでした。
同病院の入院患者は、1日約680名。火災が広がらず、初期の段階で消し止められたのは、不幸中の幸いでした。
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