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AIDS患者過去最高 一方で相談件数は減少傾向

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2012年05月26日 PM06:00
HIV感染者は減少し、過去4位の報告数

厚生労働省エイズ動向委員会は、2012年5月25日に、平成23年(2011)1年間の発生動向を発表しました。

平成23年は、HIV感染者が1056件、AIDS患者は473件。HIV感染者については、昨年の1075件と比べ19件減少し、過去4位の報告数でした。

また、最近5年間のHIV感染者報告数は5360件で、そのうち日本国籍例は965件、男性は923件でした。

AIDS患者は増加傾向が続き、過去最多

一方で、AIDS患者は、473件と昨年から4件の増加。日本国籍男性を中心に増加傾向が続き、日本国籍例は435件で、男性が419件でした。

感染経路ですが、HIV感染者の68.4%、AIDS患者の55.4%が同性間性的接触によるものです。また年齢では、HIV感染者は20代、30代に集中し、AIDS患者は25歳以上に幅広く分布していることがわかっています。

気になるのが、検査件数と相談件数。保健所等でのHIV検査件数は、131,243件(前年130,930件)とほぼ横ばい。相談件数に至っては、163,006件(前年164,264件)と、減少傾向が続いているそうです。

このことから、エイズ動向委員会では、

HIV感染の現状と正確な情報を国民に向けて広報を行い、エイズ予防指針を踏まえ、男性同性間の性的接触による感染者や、外国国籍感染者については、普及啓発・早期発見・早期治療に向けた対策、HIV陽性者への相談等の支援などの対策を進めることが必要

としています。

▼外部リンク

厚生労働省エイズ動向委員会 平成23年エイズ発生動向年報
http://api-net.jfap.or.jp/status/2011/11nenpo/nenpo_menu.htm

エイズ予防情報ネット
http://api-net.jfap.or.jp/index.html

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