医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 高止まり続く実務実習費、病院に加え薬局でも上昇の兆し-私立薬大・14年度実態調査

高止まり続く実務実習費、病院に加え薬局でも上昇の兆し-私立薬大・14年度実態調査

読了時間:約 2分10秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年07月10日 AM10:30

57大学・薬学部の2014年度実務実習実態調査結果がまとまった。「調整機構経由」と「大学独自で契約」(非経由)を合わせた全体の実習費用を見ると、病院実習は「35万円以上~40万円未満」、薬局実習は「27万5000円超~30万円未満」が最も多く、依然として実習費用の高止まりが続いていることが明らかになった(表参照)。また、地区別で見ると、病院実習は東海・北陸、九州・山口で「27万5000円超~30万円未満」が多い一方、関東や近畿などでは「35万円以上~40万円未満」が最も多く、地域差が見られた。薬局実習では、「27万5000円以下」が8割を占めた東海・北陸を除き、概ね「27万5000円超~30万円未満」に収まっていた。

表:実習経費の額別学生数(私立薬科大学)

14年度の私立薬科大学・薬学部における病院実習の受入施設数と学生数は、5289施設(前年度5335施設)に対して9225人(9505人)と、施設数、学生数ともに前年度を下回った。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外