医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 厚生労働省、かかりつけ評価、より強力に推進―調剤報酬は「抜本的に見直す」

厚生労働省、かかりつけ評価、より強力に推進―調剤報酬は「抜本的に見直す」

読了時間:約 1分46秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2015年05月25日 AM09:45

厚生労働省は、21日に開かれた規制改革会議の健康・医療ワーキンググループに、かかりつけ薬局の普及を促し、門前薬局からの移行を推進するため、調剤報酬を「抜本的に見直す」との考えを示した。複数の病院を受診する患者の服薬情報を一元的に管理し、医師と連携して残薬や重複投与を防ぐなど、かかりつけ薬局の機能をより明確化した上で、それぞれの機能を調剤報酬で評価。門前薬局の評価は適正化する。今後、中央社会保険医療協議会で具体的に検討し、2016年度改定以降、数回にわたる改定で対応する。厚労省は、過去数回の改定もこの方針に沿って進めてきたが、それでも“抜本的に見直す”という表現を用い、かかりつけ機能の評価をより強力に推進することにした。

厚労省は、「患者本位の医薬分業の実現に向け、患者にとって身近なところにある、かかりつけ薬局の機能を明確化すると共に、薬局全体の改革の方向性を検討する」との方針を打ち出した。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外