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GEヘルスケア、日本開発の新MRIの投入など2015年の成長戦略を発表

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2015年04月10日 AM10:00

現実に対応するため、さらなるイノベーションの加速が必要

・ジャパン株式会社は4月9日、東京でプレスセミナーを開催。2015年の成長戦略を発表した。


GEヘルスケア・ジャパン代表取締役社長兼CEO
川上潤氏

同社では2010年から「Silver to Gold戦略」と呼ばれる長期戦略を実施しており、「疾患別ソリューション」「世界に向けた機器開発」「新しい医療のかたち」をテーマに事業を進めている。今回登壇した同社代表取締役社長兼CEOの川上潤氏は「高齢化の進展や慢性疾患の増加など、医療をとりまく変化が次々と “現実”になっています」と語り、さらなるイノベーションの加速が必要、と語った。

そのための取り組みとして、2015年は機器やデータと人々をネットワークでつなぐ「インダストリアル・インターネット」と、スピード感をもって、プロトタイプの段階から顧客の声をくみ取る「ファスト・ワークス」の2点を強調した。そのうえで2015年の中期成長戦略として、「、ADソリューションの製品化と3本目の柱の確立」「大型IJFG製品の市場投入」「地域包括的医療ニーズに向けたポートフォリオの拡充」を挙げた。

従来よりも低コストで高性能MRI装置の設置が可能に

続いて、前述の成長戦略のうち「大型IJFG製品の市場投入」のカギを握る、製品企画から開発に至るすべてを日本チームが主導的に行った、3.0T MRI装置の新製品「SIGNA Pioneer」の発表を行った。従来より医療現場では、より高性能な3.0T MRIの導入が増加しているが、装置の大型化により工事が必要となるなど、コスト面での負担が問題となっていた。「SIGNA Pioneer」は業界最小の設置面積と必要電源容量を実現。病院経営者の収益面での要望に応えたものとなっている。また、1回のスキャンで複数画像が得られる高性能の画像再構成技術「MAGiC」に加え、検査時に音を発生させない技術「SILENT SCAN」を搭載している。

川上氏は「価格は2億4000万円ほどで、ランニングコストや導入費用も考えると、従来と比べれば大きなコストダウンになる。2015年内にアジア・パシフィックで10台程度、全世界で30台程度の納品を」と見込みを語った。

▼外部リンク
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 ホームページ
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 ニュースリリース

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