個々の患者さんの状態に合わせた用量調節を可能

11月30日、ノバルティス ファーマ株式会社は、抗悪性腫瘍剤「アフィニトール®」（一般名：エベロリムス）の新規格製剤「アフィニトール®錠2.5mg」を新発売した。本年8月24日に製造販売承認を取得していたが本日薬価基準収載された。

2010年1月に、根治切除不能または転移性の腎細胞癌を効能効果として「アフィニトール®錠5mg」が承認され、2011年12月には膵神経内分泌腫瘍の効能追加を取得した。

(この画像はイメージです)

また、2012年11月21日には結節性硬化症にともなう「腎血管筋脂肪腫」 および「上衣下巨細胞性星細胞腫 」の効能追加を取得した。「アフィニトール®」は、抗悪性腫瘍剤として日本で初めて承認された経口のmTOR阻害剤。今回の2.5mg錠の発売により、今後も医療現場のニーズに応えて行きたいということだ。

「アフィニトール®」について

(ノバルティス ファーマ株式会社プレスリリースより引用)

同剤は、腫瘍細胞の増殖抑制と血管新生阻害という2つのメカニズムで抗腫瘍効果を発揮する。

また同剤は、現在世界90か国以上で承認され、日本では現在「乳がん」「悪性リンパ腫」「肝細胞がん」「消化管または肺原発の進行性神経内分泌腫瘍」を対象に開発が進められている。

▼外部リンク

ノバルティス ファーマ株式会社プレスリリース
http://www.novartis.co.jp/news/2012/pr20121130_02.html