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ノボセブンHI静注用シリンジを発売−ノボ

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2015年01月16日 PM02:15

容器変更と新規格の追加で利便性がさらに向上

ノルディスク ファーマ株式会社は1月9日、遺伝子組換え活性型血液凝固第VII因子製剤ノボセブン(R)HI静注用シリンジの発売を開始したと発表した。


画像はプレスリリースより

同剤は、血液凝固第VIII因子又は第IX因子に対するインヒビターを保有する先天性血友病患者の出血抑制、後天性血友病患者の出血抑制などに用いられるバイパス製剤である。

血友病の患者は、注射した凝固因子を異物とみなし、(抗体)を作ってしまうことがある。これは患者の2〜3割で生じる可能性があり、特に重症血友病患者で発生リスクが高くなるという。インヒビターを生じると止血が難しくなるが、特に関節出血における止血管理の遅延は、関節の状態を悪化させ、関節症の進行、機能低下につながることから、同社はより速やかな止血治療を追求してきた。

高用量も投与でき、少ない注射回数で止血が可能に

これまでは、ノボセブンHI静注用バイアルに専用溶解液が添付されており、市販のシリンジに溶解液を作り、ノボセブンHI静注用バイアルに移し溶かして使用する必要があったが、今回発売された同剤は、あらかじめシリンジに専用溶解用液が入っているプレフィルドシリンジであり、溶解液をノボセブンHI静注用バイアルに移して溶解するだけで注射の準備ができ、利便性が向上。これにより、患者が家庭などで投与する際も負担軽減が期待されるという。

また、従来のバイアル規格である1mg、2mg、5mgに、新たに8mgが加わったことにより、患者の体重に合わせたより細やかな組み合わせが出来るようになった。さらに、高用量(270μg/kg)の投与の準備も容易になるとされる。高用量の単回投与は、穿刺回数を減らすことができ、生活への影響を軽減。特に小児など静脈アクセスが困難な患者の負担を軽減できるとしている。

▼外部リンク
ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 プレスリリース

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