脂肪分は果物の中でもトップ
森のバターと言われるアボカドには脂肪分が豊富なことは有名です。果物の中でも最も高カロリーで、200グラム、手のひらに載るサイズのアボカドで、300キロカロリー、脂肪分は実に29グラムにも及ぶのです。
(写真はWikiメディアより)
この29グラムの脂肪、体に良くないとされる飽和脂肪はわずか4グラム。そして、66%は単価不飽和脂肪、残りも不飽和脂肪という、実は「体に良い脂肪」なのです。
ほとんどが体に良い脂肪
飽和脂肪酸が、悪玉コレステロールとも言われる低比重リポタンパクコレステロール値を上昇させるのに対して、「体に良い脂肪」は善玉コレステロールと言われる高比重リポタンパクコレステロール値を上昇させるのです。
悪玉コレステロールは動脈の壁にべったりと張り付いて、血液の流れを妨げるため、心臓病や血管系の病気に関連があるとされています。一方、善玉コレステロールは、こびりついた悪玉コレステロールを取り去る働きがあるのです。このため、良質の脂肪を取ることがとても大切なのです。
コレステロールの調整以外にもたくさんのメリットが
この他にも、単価不飽和脂肪には、炎症を抑え、血糖値を整える働きもすることで知られています。
森のバター、アボカドはこの他にも、食物繊維、カリウム、ビタミンEやビタミンB群を豊富に含んでいます。
アボカドは国産品が少なく、日本で日常的に摂っている人はさほど多くありませんが、料理法も豊富で様々な楽しみ方があります。体にも優しい森のバター。是非食卓に取り入れてみてください。
▼外部リンク
The Jerusalem Post ; Healthy Eating: True or false? Find out the real story
http://www.jpost.com/Health/Article.aspx?id=221993