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登山時のマダニに注意、重症化しやすい日本紅斑熱の要因に

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2012年11月16日 AM11:13

夏から初冬にかけて多く発生する日本紅斑熱

(リケッチア・ジャポニカ)はマダニに刺されることで感染する。夏から初冬にかけてはレジャーや作業などで林や草むら、河川敷などマダニの生息地域に立ち入ることが多くなるため、それらのダニに刺されることで発症の可能性が高まる。

このような場所に立ち入ってから2~8日後に「高熱」もしくは「手足から全身に広がる赤い発疹」が見られる場合はダニの刺し口があるかどうかも速やかに確認する必要がある。人から人への感染はないが、重症の場合は死に至ることもある危険な感染症である。

予防のポイントは長袖・長ズボンの着用

近年の登山ブームなどにより、野外に出かける機会も多くあるが、体温調節のためのみならず、日本紅斑熱予防の観点からも服装は長袖、長ズボン、手袋、長靴など肌を露出しないよう注意すべきである。

やむを得ず露出する肌には防虫スプレーの噴霧が推奨される。また地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたりするのは避け、帰宅後はすぐ入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えるのがよい。

もし上記のような症状がでたら速やかに医療機関を受診し、野山に入ったことを伝える必要がある。日本紅斑熱は血清診断、末梢血中からのリケッチア遺伝子の検出で診断可能であり、治療にはテトラサイクリン系抗菌薬が有効である。

▼外部リンク

『 日本紅斑熱 』に注意しましょう。 岡山県感染症情報センター
http://www.pref.okayama.jp/page/detail-99470.html

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