アドセトリスはAETHERA試験、臨床第2相試験の結果を発表予定
武田薬品工業株式会社は11月7日、12月6日から9日までの開催が予定されている第56回米国血液学会(ASH)年次総会において、ベルケイド(R)(一般名:ボルテゾミブ)、アドセトリス(R)(一般名:ブレンツキシマブ ベドチン、CD30を標的とする抗体薬物複合体)、及び開発中のixazomib(一般名、開発コード:MLN9708)の最新データを含む抄録が受理され、プレゼンテーションが予定されていると発表した。
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12月8日のオーラルプレゼンテーションでは、再発あるいは増悪リスクの高いホジキンリンパ腫患者を対象として実施した「AETHERA試験」の結果を発表するという。この試験は、自家造血幹細胞移植後に、アドセトリスを地固め療法として用い、プラセボ対照、二重盲検、無作為化、臨床第3相試験として実施されている。
またアドセトリスについては、12月7日のポスタープレゼンテーションで、現在進行中のピボタル臨床第2相試験である、再発・難治性の全身性未分化大細胞リンパ腫(sALCL)患者に同剤を投与した4年生存(OS)データも公表するとしている。
ixazomibは臨床第2相試験の最新データなどを口頭発表
さらに、同社が開発中の経口プロテアソーム阻害剤であるixazomibについて、12月7日のオーラルプレゼンテーションで、臨床第2相試験の最新データなどを発表する。この試験は未治療の多発性骨髄腫患者を対象に、長期維持療法として同剤を投与したもので、ixazomib-レナリドミド-デキサメタゾン導入療法によるフォローで、奏効の深さが改善されたほか、優れた忍容性を確認できたという。
このほか、ベルケイドについては120本以上のデータが発表される予定。武田薬品工業のGlobal Oncology Business UnitのPresident・Christophe Bianchi氏は、「本学会でこれらのデータが発表されることを大変嬉しく思うとともに、これらのデータは、治療オプションが限られている患者さんに対する、よりよいケアにつながるものと期待しています」と述べている。
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・武田薬品工業株式会社 ニュースリリース