アカデミアと創薬型製薬企業による相乗効果に期待
ファイザー株式会社は10月24日、東京大学と米ファイザー社が創薬共同研究における戦略的パートナーシップ契約を締結したと発表した。同契約によって、アカデミアと創薬型製薬企業を代表する組織同士が有機的に共同研究を行うことになり、高い相乗効果が期待されるとしている。
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具体的には、東大トランスレーショナル・リサーチ・イニシアティブの管理の下、創薬に応用可能な学術研究の成果を効率的に応用化研究へ進めることができ、またファイザー社が日本の最先端の大学での学術研究にアクセスすることで、革新的な新薬の研究開発を行う可能性を広げることができるという。
これにより、革新的な日本初の医薬品が素早く開発され、日本だけでなく、世界の多くの医療アンメットニーズの解決に貢献するとしている。
共同研究の立案、遂行を促進
東大は医学部だけでなく、多くの関連部局で医療に結びつく研究を行っており、創薬研究における企業の力を注ぐことで、研究成果の実用化への可能性を広げることができるという。
両者はこの契約によって、双方の研究者と共同研究の立案および遂行が促進され、東大の科学技術の研究能力をファイザー社の創薬に関する経験や知識と組み合わせることで、革新的な新薬の創出を実現していくとしている。
▼外部リンク
・ファイザー株式会社 プレスリリース