医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 世界初「アディポネクチン国際シンポジウム」8月開催

世界初「アディポネクチン国際シンポジウム」8月開催

読了時間:約 47秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年05月18日 PM10:00
つらい糖尿病

メタボリックシンドロームが社会問題化して久しい昨今、糖尿病患者は、食事制限や定期的な運動で生活改善に常に気を配り、その上投薬を長期間にわたり受けるという、とてもつらい治療を行っている。

そんな中、脂肪細胞から分泌されるホルモン「アディポネクチン」が患者の食事制限の負担減になる研究が重ねられ今年8月には世界初の「アディポネクチン国際シンポジウム」が開かれるという。

糖尿病治療に光明

脂肪細胞から分泌されるホルモンであるアディポネクチンは、松澤裕次住友病院院長らが1996年に発見した。最近の研究により、このホルモンは、肝臓にある酵素であるAMPキナーゼを活性化させ、この酵素が脂肪酸を燃やして代謝が進み、糖尿病などが抑えられることが分かった。

シンポジウム

本ホルモンの研究に関し、アディポネクチン国際シンポジウムが北海道苫小牧市で8月4日に開催される。2型糖尿病の治療に革新をもたらすと期待されているアディポネクチンのシンポジウムが日本で開催されることは非常に興味深い。

▼外部リンク

メタボリックシンドロームネット ニュース
http://sankei.jp.msn.com/life/news/120508/bdy12050807380000-n1.htm

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 加齢による認知機能低下、ミノサイクリンで予防の可能性-都医学研ほか
  • EBV感染、CAEBV対象ルキソリチニブの医師主導治験で22%完全奏効-科学大ほか
  • 若年層のHTLV-1性感染症例、短い潜伏期間で眼疾患発症-科学大ほか
  • ロボット手術による直腸がん手術、射精・性交機能に対し有益と判明-横浜市大
  • 前立腺がん、治療決定時SDMが患者の治療後「後悔」低減に関連-北大