犬は世界中の人たちに愛されているペットです。現在、犬の飼い方に注目が集まっています。というのも、犬の飼い方と飼い主さんの肥満の間に関連性が見つかったからです。
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犬を飼ったことのある人なら誰でも思いあたるように、散歩に連れ出すことはとても大切な世話のひとつです。そして、犬の散歩が飼い主さんの健康状態にも影響するのです。
犬を飼っている場合、平均して1週間150分の散歩が望ましいとされています。例えば、イギリスでは犬を飼っている人のうち、4割程度の飼い主さんはあまり散歩に出かけていないとみられています。
今回のリバプール大学らが行った研究では、1990年から2012年にイギリス、アメリカ、オーストラリア、そして日本で発表された調査31件を再分析しました。その結果、ドッグランや糞などの処理場がある、犬の散歩を行うのに適した公園が身近にある人と、そうでない人は、犬の散歩にかける時間が異なってくることも分かり、その差が肥満のリスクにも影響していることも確認されたそうです。
最近では、犬を飼っている人もそうでない人も気持ちよく過ごせるようにと、ペットの飼い方のマナーも洗練されてきています。散歩のマナーとしては、おしっこやうんちの始末や、お行儀の良い歩き方の訓練についての知識が必要です。
また、社会的にも犬を受け入れる環境は多く、犬の散歩を認めている公園や、一緒に旅行ができるホテル、食事を楽しめるレストランと入った施設が次々と現れています。
犬に優しい社会は、人間の健康にも良い社会と言えそうです。犬好きの人にとって、本当に嬉しいことですね。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
・Education, dog-friendly neighborhoods could tackle obesity
・How might we increase physical activity through dog walking?: A comprehensive review of dog walking correlates