健康に楽しく学校生活を送るために
学校生活は子どもたちにとって、勉強をする以外にも、楽しい時間を過ごしたり、社会性を身につけたりする、とても大切な時間です。一方、アレルギーを持つ子どもたち、そして親御さんたちにとっては、辛い症状が現れないように神経をすり減らすこともあるのが事実です。
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こうした状況は、海外でも同じこと。アメリカ・アレルギー・喘息・免疫学会(American College of Allergy, Asthma and Immunology (ACAAI))では、アレルギーを持つ子どもたちの学校生活についてのヒントを発表しました。
疑わしい症状がある場合は、長期のお休みを利用してしっかりチェック
ACAAIの発表では、子どもにアレルギーがあると思われるときは、新学期が始まる前にアレルギー専門医の診断を受け、アレルギーを引き起こす物質を特定するよう求めています。研究によると、アレルギーの原因と対処法が確立できている子どもは、そうでない子どもと比べ、欠席など学校生活に参加できない時間を8割近く減らすことができるとされているからです。
また、担任の先生にお願いして、教室を一緒に見ることもおススメしています。子どもが学校生活の大半を過ごす教室の中に、アレルギーを引き起こす物質がないか事前にチェックし、先生の協力も得て可能な限り取り除きましょう。
このように、発作を起こさない環境を作り出すため、学校との協力が不可欠だと言うことが分かります。子どもたちが楽しい学校生活を謳歌できるよう、周囲を見回してみましょう。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
・Make Sure Your Kids and their Classrooms are Ready for Back-to-School