医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 行政・経営 > 厚生労働省、マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aを改訂

厚生労働省、マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aを改訂

読了時間:約 1分4秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年10月25日 PM02:00
厚生労働省、マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aを改訂

厚生労働省は感染症の情報を広く国民に伝える取り組みの一環として、マイコプラズマ肺炎に関するQ&Aの改訂を行った。

(この写真はイメージです)

このQ&Aはマイコプラズマ肺炎についての理解を一般の人々に深めてもらうことを目的とし、厚生労働省が国立感染研究所の協力のもと、昨年の12月に作成し、ホームページに掲載したもので、今回はその改訂が行われた。

感染ルートや発症した時に現れる症状、治療方法や予防法など、マイコプラズマ肺炎に関する知識が6つのQ&Aとして整理され掲載されている。なお、今後も知見の進展などに合わせて、随時更新されていく予定になっている。

マイコプラズマ肺炎とは

マイコプラズマ肺炎とは、「肺炎マイコプラズマ」と呼ばれる細菌に感染することによって発症する呼吸器感染症の一種であり、患者の約80%が14歳以下という、主に小児や若い人が罹りやすい病気だ。

患者の咳のしぶきを吸い込んだり、身近で接触することなどに
よって感染し、2~3週間の長い潜伏期間を経て発症する。発症後の症状としては、発熱、全身倦怠、頭痛、痰を伴わない咳などがあり、熱が下がった後も長期(3~4週間)に渡って咳が続くのが特徴だ。

多くの人は感染しても比較的軽い症状である気管支炎で済むが、一部の人は重症化し、肺炎に至ることもあるので注意が必要だ。

感染した場合は、抗生物質による治療を行う。予防法としては、通常の風邪やインフルエンザと同様に普段から手洗いを行うと同時にマスクを着用し、咳による感染を防ぐこととされている。

▼外部リンク

厚生労働省ホームページ
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou30/

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 行政・経営

  • 【東海大グループ】日常診療に漢方処方87%‐医師半数「証」考慮せず
  • 【文科省審議会】加計学園は定員割れ改善を-千葉科学大薬の現状指摘
  • 【NPhA調査】「在宅24回以上」が壁に-地域支援加算の施設基準
  • 【厚労省】ドラッグロスの78品目公表-開発困難事情など連絡を
  • 【厚労省】条件付承認「積極検討を」-通知一部改正で活用促す