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厚労省が医療費動向発表、大病院へ流れる傾向

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2012年10月17日 PM08:00
前年度比2.1%増

10月1日付、厚生労働省保険局調査課は、公式HPにて、平成24年度の4月と5月における医療費の動向を発表した。この春、2ヶ月間の医療費総額は、約6.3兆円。前年度同期比では、2.1%の伸びを記録。内訳は、4月が0.6%減少したものの、5月が4.9%増加した。

(Photo by Yuya Tamai)(写真はイメージです)

増加する医療費、70歳未満も増加傾向

この2ヶ月間における、1人当たりの医療費は、約5万円。70歳未満が約3万円に対し、70歳以上は約13万円。前年比伸び率は、70歳未満が1.6%、70歳以上が0.4%、いずれも増加した。

医療費の内訳別で見ると、訪問看護療養費が前年比の17.5%増加。高齢化社会が背景に伺える。

医療機関別では、個人病院が6.6%減少しているのに対し、大学病院が5%、公的病院が4.3%、訪問看護ステーションが17.5%も増加している。

少子高齢化の影響か?

診療科別では、小児科が4%減少する一方で、眼科が3.5%、整形外科が2.9%と、他の診療科と比べて大幅な伸びを記録した。

大病院の眼科と整形外科の診療が増加している傾向は、何を意味するのだろうか?もし、老化による身体の衰えと安堵感を求めてのことであれば、壮年から初老にできる予防策に焦点を当てることも、医療費軽減のための一案と考える。

▼外部リンク

厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp 

厚生政策情報センター
http://wic-net.com/report/1878/1.html

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