厚生労働省は4日、薬事・食品衛生審議会医療機器・体外診断薬部会で、医療用として用いられている検査薬を一般用として利用できるようにするための新ルール整備に向けた議論をスタートさせた。厚労省が1990年にまとめた「セルフケア領域における検査薬に関する検討会」で示されている「導入に際しての基本的な考え方」を見直した上で、年内にも日本OTC医薬品協会などが要望している検査項目について、新たに一般用検査薬として認めるかどうかの検討に着手する。
日本臨床検査薬協会やOTC薬協は、OTC化を求める検査として、グルコースやコレステロール、尿酸など49項目を挙げ、新たなルールの整備を要望している。