規制改革推進会議健康・医療・介護ワーキンググループが25日に開かれ、その中で新経済連盟は厚生労働省が示した20歳未満に乱用の恐れのある医薬品のインターネット販売のルール見直し案に対し、購入者の状況確認や販売記録管理などの追加的対策を講じることで若年者へのネット販売を認めるよう要求した。委員からも実店舗では医薬品の陳列場所に関する規制を見送った例から「ネット販売だけ規制するのはおかしい」との声が相次いだ。これに対し、厚労省は「適切に購入できる方にはオンラインで買えるようになっており、規制による不利益はない。対面と同様の規制が必要」と譲らなかった。
新経済連盟は、20歳未満への販売、20歳以上への大容量製品や複数個の販売について従来認められてきたネット販売を一律禁止し、対面・ビデオ通話を義務付けるとしている厚労省案に「疑問がある」とし、追加的な対策を講じた上でネット販売も認めるよう要求した。