日本病院薬剤師会中国四国ブロック会長会議が15日に岡山市内で開かれ、基幹病院から地域病院への薬剤師出向について、未実施の鳥取、島根、香川、徳島、愛媛の各県でも具体的な計画が進んでいることが示された。各県で、出向する地域や病院、細部の環境整備などを協議しており、2024年度内や2025年度初頭から出向が始まる見通しだ。
薬剤師出向等の要件を満たすと基幹病院は薬剤業務向上加算を算定でき、大きな収入を得られる。それを原資に同ブロックの二つの大学病院では、薬剤師を増員できたり、今後の増員が認められたりするなど、薬剤部活性化につながる見込みがあるという。