財務省は13日の財政制度等審議会財政制度分科会で、来年度予算編成に向けた社会保障改革の考え方を示した。2025年度の中間年薬価改定については、新薬創出等加算の累積額控除など既収載品の算定ルールを全て適用するよう求め、調整幅2%の現行ルール見直しも訴えた。新薬の薬価算定ルールに関しては、類似薬効比較方式IIの比較対象となる類似薬に後発品も対象とすることを早急に検討するよう求めた。
25年度の中間年薬価改定については、原則として実勢価格に合わせて全医薬品を対象に実施すべきと記載。除外する品目として、安定供給確保に貢献するなど「政策的対応の合理性があるもの」に限定することとした。