患者の負担を大幅に軽減
鳥取大学医学部付属病院は5月9日、補助人工心臓植込み手術に成功したことを発表した。
画像はプレスリリースより
この補助人工心臓は従来と違い、術後の自宅での生活が可能となるという。移植を待つ間の患者の負担を大幅に軽減することができる。
チーム医療で自宅復帰へ
手術にあたっては、心臓血管外科である主治医をはじめとして、臨床工学技士、看護師など定められた研修を修了したスタッフがチームを組み、医療を担当。術後管理を徹底し、自宅復帰をサポートしたという。
補助人工心臓植込み手術の実施には、人工心臓管理技術認定士が1名以上置かれているなどの認定施設の基準を満たしていることが必要。認定施設は全国で33か所があるが、中国地方では鳥取大学医学部付属病院のみとなっている。
今回の植込み手術は中国地方で初めて成功したもので、プレスリリースでは、
これまで治療が困難であった命を救うため、心臓移植を将来的な治療選択肢の一つに入れ、患者の未来を見据えた適切な治療に取り組んでまいります。(鳥取大学医学部付属病院 プレスリリースより引用)
と述べられている。(小林 周)
▼外部リンク
鳥取大学医学部付属病院 プレスリリース
http://www2.hosp.med.tottori-u.ac.jp/news/