東京理科大学は、日本ジェネリック製薬協会や富山大学と協力し、医薬品の品質に関する不適正事案の発生防止に向け、各製薬企業が品質文化の醸成に必要な活動を洗い出し、品質文化の醸成度を測るための「品質文化醸成度評価ツール」を作成した。28項目の評価指標から「従業員の成長や働きがい」「経営陣のコミットメント」「改善活動」など五つのカテゴリーに分けて評価し、品質文化の醸成度評価を行えるよう役立てる。13日から日本製薬団体連合会傘下の製薬団体や会員企業に対し、評価ツールの無償提供を始めた。
評価指標は「従業員の成長や働きがい」(7項目)、「経営陣のコミットメント」(7項目)、「改善活動」(5項目)、「コミュニケーション」(5項目)、「環境、健康、安全」(4項目)に分け、それぞれの評価指標について設問を作成する。回答は5段階で評価レベルを設定し、現状に最も近いものを選択してもらう。