9月19日発表
日本新薬は、がん疼痛治療剤「トラマール®(以下、トラマール)カプセル25mg」「同50mg」について、「慢性疼痛における鎮痛」の効能・効果を追加する製造販売承認事項一部変更承認申請を行った。
病気や怪我の治癒、あるいは身体的異常が解消したにもかかわらず、数か月以上にわたり続く痛み、あるいは治癒が困難な慢性疾患によって、長時間持続する痛みが「慢性疼痛」と言われている。
同剤は海外ではがん疼痛以外の慢性疼痛の治療に幅広く使用されているので、2009年より国内で慢性疼痛の効能・効果を追加する臨床試験を開始、このたびの承認申請に至った。
(この画像はイメージです)
同剤は、オピオイド受容体作動作用、下行性疼痛抑制系の活性化作用により鎮痛効果を発揮する薬剤で「軽度から中等度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛」を効能・効果として2010年9月から販売している。
【現在販売中の トラマールカプセル】
一般名:トラマドール塩酸塩
効能・効果: 軽度から中等度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
薬価基準:25㎎1カプセル 37.70円 50㎎1カプセル 65.90円
効能・効果: 軽度から中等度の疼痛を伴う各種癌における鎮痛
薬価基準:25㎎1カプセル 37.70円 50㎎1カプセル 65.90円
(日本新薬ニュースリリースより引用)
25mgと50mgの2規格があるので慢性疼痛患者の症状に適した用量調整が可能な薬剤である。
▼外部リンク
日本新薬ニュースリリースより
http://www.nippon-shinyaku.co.jp/company_profile/
トラマールカプセル添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/1/トラマールカプセル