医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > プレミアム > 【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で

【国衛研/厚労省】新たに複数化合物検出-小林の紅麹健康被害で

読了時間:約 1分11秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2024年04月24日 AM11:13

国立医薬品食品衛生研究所と厚生労働省は19日、小林製薬の紅麹含有製品による健康被害について、健康被害情報のあるロットを検査したところ、プベルル酸以外に「複数の化合物」が検出されたことを公表した。物質の同定はできていないとして、「同定作業は相当の時間を要するが、できる限り早期に終えて次の段階に進みたい」とした。

同事案の原因物質の同定に関しては、小林製薬が健康被害のあった製品のロットを高速液体クロマトグラフ(HPLC)による分析を行い、青カビが産生する物質であるプベルル酸が検出されたことを既に公表している。その後、国衛研がロットを限定せずにHPLC等での理化学検査を実施し、プベルル酸を含めた原因となり得る物質を網羅的に検索し、化合物の同定を進めている。

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 プレミアム 行政・経営

  • 【福岡厚労相が会見】ラグ・ロスの解消に意欲-官民一体で取り組む課題
  • 【安定確保策会議】承認書と相違44%で確認-後発品自主点検結果を公表
  • 【薬局団体連絡協議会】「リスト化で会員増」2割-地域薬剤師会の再編提言
  • 【消費者庁部会】紅麹問題でGMP指針改正-微生物原材料の食品対象
  • 【エーザイ】レカネマブ欧承認勧告-ApoEε4ホモ接合を除外