日本ポジティブサイコロジー医学会発足
9月18日、医学研究者ら専門家が集まって「幸福感」と「健康」が相互にどのように関係しているのかを研究する「日本ポジティブサイコロジー医学会」が発足し、記者会見を行った。
どんな学会なの?
理事長に就任したのは国立精神・神経医療研究センターの大野祐認氏で、専門家だけではなく幅広く一般の人々の意見も必要であることを述べた。
この会の発足の背景には、1960年代より、経済成長著しい日本の現実にある。
日本において、生産性と幸福感が相関しているとは必ずしも言えず、実際には、ストレスやうつ病に苦しんでいる人が多いという事実に目を向けた。
具体的な活動内容
本会では、ポジティブネスという状態が心身、さらには人々の健康にどのような影響を与えるのかを広く先生方とディスカッションし、日本におけるポジティブサイコロジーの分野を医療面から牽引できる学会に発展するべく活動を行っていく。
日本ポジティブサイコロジー医学会では今後論文や文献などの発表があるだろう。
それらを楽しみに待ち、新しい分野の発展を期待したいところである。
▼外部リンク
日本ポジティブサイコロジー医学会ホームページ
http://jphp.jp/
国立精神・神経医療研究センターホームページ
http://www.ncnp.go.jp/