4月24日は世界髄膜炎デー
株式会社QLifeは4月24日の世界髄膜炎デーにあたり、侵襲性髄膜炎菌感染症(IMD)に関する調査結果を発表した。
(画像はプレスリリースより)
この調査は、小学校5年生もしくは6年生の子供を持つ母親、大学・専門学校・予備校の1年生、過去5年間に海外渡航(旅行、留学、出張、赴任など)の経験がある人を対象にインターネット調査を行い、それぞれ1,156人、563人、1,203人から有効回収を得たもの。
髄膜炎菌が引き起こす病気について知らない人は全体の35.8%
「髄膜炎菌が引き起こす病気について、見聞きしたことはありますか」という質問に対し、7.4%が「よく知っている」、56.8%が「聞いたことや見たことがある」と回答したのに対し、35.8%が「全く知らない」と答えた。この「全く知らない」と回答した人の割合が多かったのは学生で59.3%、反対に少なかったのは母親で18.9%だった。渡航者では41.1%が「全く知らない」と回答した。
また、「IMDがワクチンによって予防できる病気であることを知っていましたか」という問いに対しては、79.4%が「知らない」と回答した。ここでも「知らない」と回答した人の割合が多かったのは学生で、次が渡航者。一番少なかった母親でも71.7%が「知らない」と回答した。
IMDは、世界全体で毎年30万人の患者が発生。特にアフリカ中央部において発生が多いが、近年では先進国でも散発的な感染が確認されており、どこの国においても対策が必要な疾患として理解を深める必要があるという。発症数が多いのは、乳幼児と10代とされており、2011年には国内での集団発生も確認されたことから、新たな脅威として警戒が必要な感染症とされている。(小林 周)
▼外部リンク
株式会社QLife プレスリリース
http://www.qlife.co.jp/news/5525.html