前立腺肥大症による排尿障害を改善
日本新薬株式会社は4月17日、前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤「ザルティア(R)錠2.5mg」、「同5mg」(一般名:タダラフィル)を発売したと発表した。
(画像はプレスリリースより)
同剤は、新規作用機序(ホスホジエステラーゼ5阻害作用)を有する前立腺肥大症に伴う排尿障害改善剤で、日本イーライリリー株式会社によって開発された。2013年2月に製造販売承認申請、2014年1月に製造販売承認を取得している。
様々な下部尿路障害を改善
前立腺肥大症に伴う排尿障害は、加齢とともに現れることが多く、「尿に勢いがない」、「尿が出にくい」、「夜中に何度もトイレに起きる」などその症状は様々とされる。同剤は、ホスホジエステラーゼ5阻害作用により、血管平滑筋弛緩による血流改善作用や、尿道・前立腺・膀胱頸部の平滑筋弛緩作用、求心性神経活動の抑制作用を有すると考えられており、前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の改善が期待されている。
日本新薬は、泌尿器領域を重点領域と位置付けている。同社は、今回のザルティア錠の発売で、前立腺肥大症に伴う排尿障害に悩む患者に新たな薬剤の選択肢を提供し、患者のQOL改善に貢献したいとしている。(伊藤海)
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日本新薬株式会社 ニュースリリース
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