定点当たり報告数の上位は愛媛、千葉、埼玉、福島、兵庫
国立感染症研究所は10月27日、2023年第42週:10月16日~10月22日(10月25日現在)のインフルエンザ流行レベルマップと、それに対するコメントを、同研究所のウェブサイトに掲載した。
画像は感染研のウェブサイトより
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2023年第42週の定点当たり報告数は16.41(患者報告数8万1,160)となり、前週の定点当たり報告数11.07よりも増加した。都道府県別では愛媛県(39.90)、千葉県(29.39)、埼玉県(28.41)、福島県(27.09)、兵庫県(23.36)、神奈川県(22.47)、東京都(21.74)、静岡県(20.38)、大分県(19.33)、山口県(19.09)、茨城県(18.70)、山梨県(18.34)、沖縄県(18.28)、高知県(17.07)の順となった。46都道府県では前週の報告数よりも増加し、1都道府県では前週の報告数よりも減少した。
定点医療機関からの報告をもとに、この1週間に、定点医療機関以外の医療機関を含む全国の医療機関を受診した患者数を推計すると、約54.4万人(95%信頼区間:50~58.9万人)となり、前週の推計値(約38万人)よりも増加した。年齢別では、0~4歳が約4.5万人、5~9歳が約13.7万人、10~14歳が約13.8万人、15~19歳が約5.4万人、20代が約3.3万人、30代が約4.3万人、40代が約4.5万人、50代が約2.5万人、60代が約1.2万人、70歳以上が約1.2万人となっている。また、2023年第36週以降これまでの累積の推計受診者数は約224.1万人となった。
全国の保健所管轄区域で、警報レベルを超えている区域は65か所(24都道府県)で、注意報レベルを超えている区域は254か所(42都道府県)であった。
基幹定点から報告された、インフルエンザによる入院患者数は403例であり、前週(299例)から増加した。46都道府県から報告があり、年齢別では1歳未満(21例)、1~4歳(57例)、5~9歳(89例)、10代(60例)、20代(4例)、30代(12例)、40代(10例)、50代(13例)、60代(29例)、70代(53例)、80歳以上(55例)だった。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近5週間(2023年第38週~2023年第42週)ではAH3亜型が118件(71%)、AH1pdm09が47件(28%)、B型2例(1%)の順だった。
▼関連リンク
・国立感染症研究所 インフルエンザ流行レベルマップ