科学的根拠示すガイドラインを作成
独立行政法人国立がん研究センターは4月16日、同センターのがん予防・検診研究センターが乳がん検診の科学的根拠を示すガイドラインを発行したことを発表した。
(画像はwikiメディアより引用)
この「有効性評価に基づく乳がん検診ガイドライン2013年度版」は、がん予防・検診研究センター検診研究部の齋藤博部長を主任研究者とする「科学的根拠に基づくがん検診法の有効性評価とがん対策計画立案に関する研究」において作成された。
同ガイドラインは、乳がん検診の利益(死亡率減少効果)と不利益について科学的根拠を示し、日本で実施すべき方法を推奨している。
受診率改善に期待
現在、乳がん検診は40歳以上を対象にした視触診とマンモグラフィが標準とされ、実施されている。今回発行されたガイドラインでは、40~64歳に対してはマンモグラフィ単独法とマンモグラフィと視触診併用法を推奨しているという。
これについて、プレスリリースでは
受診者にとって乳がん検診の選択肢が増えることで検診受診率の改善が期待できます。(独立行政法人国立がん研究センタープレスリリースより引用)
と述べられている。(小林 周)
▼外部リンク
独立行政法人国立がん研究センター プレスリリース
http://www.ncc.go.jp/jp/information/