オーストラリアでは、健康増進のために、“Go for 2+5”という取り組みがあるそうです。これは、1日のうちに野菜5品目と果物2品目をとりましょう、というものです。野菜や果物が健康によいことは、今や誰でも知っていることですが、何にどのくらいよいのか、と言うことはこれまではあまり分かりやすい形では伝えられてきませんでした。
(この画像はイメージです)
今回、「Journal of Epidemiology & Community Health」に発表されたUniversity College Londonの研究チームが行った調査では、全ての死亡原因に対して日常的に食べる野菜や果物の品数の関係が調べられました。
すると、野菜も果物も全く食べない人と比較したときに、1~2品目を毎日摂っている人では、死亡リスクが14%低くなりました。同様に、3~4品目では29%減、5~6品目では36%、そして毎日7品目以上の人では42%と、たくさんの野菜や果物を食べるほど、死亡リスクが低くなっていくことが分かったのです。
1日7品目、おいしく食べて健康管理に役立てたいですね。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
Fruit and vegetable consumption and all-cause, cancer and CVD mortality: analysis of Health Survey for England data
http://jech.bmj.com/content/early/2014/
UCL study finds new evidence linking fruit and vegetable consumption with lower mortality
http://www.ucl.ac.uk/news/news-articles/0414/
Go for 5+2
http://www.gofor2and5.com.au/