政府の花粉症に関する関係閣僚会議は5月30日、花粉症対策の全体像を取りまとめた。発症・曝露対策として、舌下免疫療法に関する治療薬の年間供給量を現在の約25万人分から今後5年以内に4倍増とすること、同療法の普及に向けて医療機関等に協力要請することなどを示した。今年度から2025年度以降にわたって取り組む。
全体像では、花粉症対策を、▽発生源対策▽飛散対策▽発症・曝露対策――の3本柱で示した。発症・曝露対策では、花粉症の根治療法としてアレルギーの原因となるアレルゲン物質を薬にして定期的に投与することで、アレルギー発症を出にくくするアレルゲン免疫療法に言及。