厚生労働省保険局医療課の安川孝志薬剤管理官は21日、札幌市内で開催された北海道薬学大会で講演し、2024年4月の同時報酬改定に向け、医療用麻薬持続注射療法が行われている患者に対し、注入ポンプによる麻薬の使用など薬学的管理・指導を行った場合に算定可能な「在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算」(250点)に言及。「介護報酬(居宅療養管理指導費)のフィーを取っていると同加算は取れない。検討すべき課題」と述べた。在宅医療においては、介護専門員との情報連携による服薬状況の改善に向けた取り組みや認知症の対応も課題に挙げた。
薬局における在宅患者訪問薬剤管理指導料の算定回数は横ばいだが、介護保険の「居宅療養管理指導」に関する算定回数は伸長している。