加藤勝信厚生労働相は19日の衆議院厚生労働委員会で、処方箋医薬品以外の医療用医薬品の販売(零売)について、禁止する法律上の規定はないとの見解を示した。池下卓議員(日本維新の会)の質問に対する答弁。池下氏からは、厚労省通知で運用している現状に対して「行政権の濫用により規制強化に向けた動きをしている」との厳しい指摘も出た。
零売をめぐっては、2014年に発出された厚労省医薬食品局長通知に基づき、薬局では処方箋に基づく薬剤の交付を原則とし、やむを得ない場合に零売として販売することを認めている。