医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医薬品・医療機器 > 独バイエル 「アデムパス」がCTEPHとPAHの治療薬として欧州で承認取得

独バイエル 「アデムパス」がCTEPHとPAHの治療薬として欧州で承認取得

読了時間:約 1分3秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2014年04月10日 PM07:00

CTEPHに対する唯一の薬剤

バイエル薬品株式会社は4月2日、独バイエルヘルスケア社が「(R)(一般名:リオシグアト)」について、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)および肺動脈性肺高血圧症(PAH)の治療薬として、欧州委員会から承認を取得したことを発表した。

(この画像はイメージです)

アデムパスは、可溶性グアニル酸シクラーゼ(sGC)刺激剤であり、CTEPHの治療薬として初めて承認を取得した唯一の薬剤。外科的治療不適応または外科的治療後に残存・再発した成人のCTEPH患者、または成人のPAH患者における単独療法およびエンドセリン受容体拮抗薬との併用療法を適応としている。

日本では1月にCTEPHの承認を取得

アデムパスは、アメリカでは2013年10月にCTEPHおよびPAH、カナダでは2013年9月にCTEPH、2014年3月にPAH、スイスでは2013年11月、日本では2014年1月にCTEPHの適応で承認を受けた。

プレスリリースでは、バイエルヘルスケア社の経営委員会メンバーでグローバル開発責任者のヨルグ・メラー医学博士の

アデムパスは、臨床的に重要な複数の評価項目において2種類のPH、つまりCTEPHおよびPAHの両疾患に対する有用性が示された初の治療薬です。これにより、外科的治療不適応または外科的治療後に残存・再発したCTEPH患者さんに対して、初めて薬物治療の選択肢を提供することができるようになります(バイエル薬品株式会社 プレスリリースより引用)

との言葉が掲載されている。(小林 周)

▼外部リンク

バイエル薬品株式会社 プレスリリース
http://byl.bayer.co.jp/html/press_release/2014/<

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医薬品・医療機器

  • 2025年1月より社長交代で新たな体制へ‐アレクシオンファーマ
  • ミリキズマブの炎症性腸疾患に対する長期持続的有効・安全性データを公開-リリー
  • 転移性尿路上皮がん、一次治療における新たな選択肢への期待
  • 心臓ロボット手術用の部位を見やすく展開するプレートを開発-大阪公立大
  • 新たにオンコロジー領域に注力し「2031年までに年平均成長率8%を目指す」‐GSK