厚生労働省は1日、「電子版お薬手帳ガイドライン」案を公表した。電子版お薬手帳サービスが備えておくべき機能として、利用者が秘匿したい情報を指定できることなどを示したほか、将来的には地域医療連携ネットワークとの連携を可能とする機能なども求めた。14日まで意見募集を行い、今月末にガイドライン発出を予定する。
ガイドライン案は、電子版お薬手帳サービスの運営事業者等に向け、対応が必要と考えられる事項を示したもの。運用上の留意点については既に通知で示してきたが、電子処方箋の運用開始等により電子版お薬手帳に求められる役割も変化していることを踏まえ、開発、運営、活用において参考にしてもらう狙いだ。