エビリファイの新たな効能を発見
大塚製薬は9月3日に、統合失調症の治療薬であるエビリファイに新たに「うつ病、うつ状態の補助療法」を追加することを決め、承認申請を行ったと発表した。
うつ病には有効な薬である抗うつ薬であるSSRIなどがもし十分に患者に対し、効果を発揮しなかった場合にエビリファイを服用することができるということで、この服用方法は日本ではまだ未承認であるが、アメリカ、台湾、韓国などではすでに承認されている。
国内で治験
この効能を明らかにするために日本国内で治験が行われた。
対象となった患者は大うつ病エピソードが8週間以上継続し、うつ病評価尺度「HAM-D17」スコアが18点以上である人で、プラセボを対称にした二重盲検比較試験形式で行われた。
SSRIまたはSNRIの服用を続けながら、1日1回経口にてエビリファイ3mgを服用する者、エビリファイ3~15mgを服用する者、そしてプラセボを服用するものと6週間にわたり、3グループに分けて行われた。
被験者数や治験効果に関しての情報は今のところ非公開である。
▼外部リンク
大塚製薬ホームページ
www.otsuka.co.jp/
大塚製薬医療関係者向け情報
http://www.otsuka.co.jp/medical/
エビリファイ添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/1/エビリファイ