後発品全体のうち約3割の品目が薬価に対する製造原価率80%を超えていることが、日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)による調査で明らかになった。基礎的医薬品では約2割の品目が製造原価率80%を超えていた。21日に開催された厚生労働省の「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」で公表されたもの。
GE薬協に加盟する37社のうち30社から状況を聞き、14日時点の情報を公表した。後発品として薬価収載されている5378品目のうち、薬価に対する製造原価率が60%を超えているのが2838品目(52.8%)、70%を超えているのが2210品目(41.1%)、80%を超えているのが1632品目(30.3%)となった。