医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > ココアは認知症に効果有り!?米サンタモニカでの研究で

ココアは認知症に効果有り!?米サンタモニカでの研究で

読了時間:約 59秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年08月28日 PM01:00
ココアで脳の老化予防!?

サンタモニカ、カリフォルニア―毎日ある程度のココアを2ヶ月間食べ思考力査定テストに挑むと、かなり良い結果が出るということをアメリカの食料専門家は発表した。

ココアフラバノールの効果

食物業界分析家、トレンドウォッチャー、そしてupermarketguru.comの考案者であるフィル・レンパート氏は、the journal Hypertensionの研究で、軽い認知症を持つ高齢者にココアフラバノールの含まれたチョコレートを与えたところ、認知力テストで良い結果が出たと報告している。

ほんの少しココアフラバノールを摂取した人に比べ、一定量のココアフラバノールを与えられた人は、血液中の糖分を調整するインスリン障害と高血圧の改善がみられた。

ココア含有率の高いチョコが効果的!?

レンパート氏によれば、フラバノールはフラボノイドの一種であり、フィトケミカルの効果がある、つまり健康面に多くの利点をもたらす。多くの研究でもココアが健康に良い事は立証されているが、すべてのチョコレート製品が同じではないということを理解することが大切だ。

レンパート氏は以下のように述べる。

「どのチョコレートも同じフラボノイドを含有している。しかし大事なことは最小限に加工されたもの、例えば70%以上のカカオが含まれたダークチョコレートを選ぶことだ。ココアのパーセンテージが高いほどフラボノールや抗酸化物質が多く含まれている。」

▼外部リンク

the journal Hypertension
http://hyper.ahajournals.org

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • 加齢による認知機能低下、ミノサイクリンで予防の可能性-都医学研ほか
  • EBV感染、CAEBV対象ルキソリチニブの医師主導治験で22%完全奏効-科学大ほか
  • 若年層のHTLV-1性感染症例、短い潜伏期間で眼疾患発症-科学大ほか
  • ロボット手術による直腸がん手術、射精・性交機能に対し有益と判明-横浜市大
  • 前立腺がん、治療決定時SDMが患者の治療後「後悔」低減に関連-北大