レンバチニブメシル酸塩
エーザイは、レンバチニブメシル酸塩が甲状腺がんを予定される効能・効果として、厚生労働省より希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)の指定を受けたと発表した。
甲状腺がんの種類
甲状腺がんには、乳頭がん、濾胞がん、低分化がん、未分化がん、髄様がん、悪性リンパ腫、の6つがある。乳頭腺がんおよび濾胞がんは併せて分化型甲状腺がんと呼ばれるが、少数の治療に反応しないケースもあり、生命にかかわる場合もある。
オーファンドラッグとは、医療上の必要が高いにもかかわらず、対象とする患者数が少ない医薬品のことで、採算がとれないため、製薬会社の自主努力のみでは開発販売が難しい。
そこで厚生労働省が1993年11月から「希少疾病用医薬品」指定制度を始めた。全国で患者数が5万人未満、必要性、開発の可能性が高い治療薬や医療器具を対象として、企業に研究開発費を助成することにより治療の機会に恵まれなかった難治性の病に苦しんでいる人たちのための薬剤の開発につながっている。
▼外部リンク
エーザイ ニュースリリース2012年8月21日
http://www.eisai.co.jp/news/news201256.html