日本病院薬剤師会は14日、第48回臨時総会で現会長の北田光一氏を次期会長候補(73票)として信任した。次期副会長候補も定数内のため信任投票し、現職の木平賢治、土屋文人、松田公子、松原和夫の各氏に加え、新人の佐藤博氏がいずれも、過半数の得票(代議員99人中75人出席)を得て信任した。正式には6月に開催する通常総会で承認されることになる。
開会に当たって北田会長は、診療報酬改定に触れ、療養・精神病棟における病棟薬剤業務実施加算の算定期間の延長、薬剤師によるがん患者指導管理料の新設を挙げ、「日病薬は診療報酬の獲得を目的に薬剤業務に取り組んでいる団体ではないが、私たちの行っている業務がニーズに合い、患者や他の医療スタッフからきちんと評価されたことが、(改定に)反映されていると思う。これを励みに、さらに業務展開をお願いしたい」とあいさつし、新たな業務展開も視野に病薬業務の着実な拡大と定着に向けた努力を求めた。