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アボット抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体「シナジス」注射用液剤 製造販売承認を取得

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2012年08月23日 PM08:00
米国食品医薬品局(FDA)承認

8月15日、アボットジャパン株式会社は、抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体「シナジス®筋注用50mg、100㎎」(一般名:パリビズマブ)の剤形を変更した注射用液剤「シナジス®筋注液50mg、100mg」の製造販売承認を取得した。

「シナジス®筋注用50mg、100㎎」は、その剤形から薬剤調製の手間と時間がかかり、投薬までの患者さんの待ち時間がかかる。新剤形の「シナジス®筋注液50mg、100mg」は溶解などの手間を掛ける必要が無いのでそのまま筋注することが可能となる。

シナジス®」について

シナジス®は、RSウイルス感染症が重症化しやすいハイリスク群の入院率や入院期間を減少させることが可能。7,8 RSウイルス感染流行期に、月に1回筋肉内投与。

なお、次の患者には慎重に投与すること

「血小板減少症あるいはその他の凝固障害等により出血傾向のある患者」

そのほか、重要な基本的注意

本剤投与により、重篤な過敏症を発現するおそれがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと

(引用部はアボット ジャパン株式会社プレスリリースより)

重大な副作用としては、ショック、アナフィラキシー様症状があらわれることがある。チアノーゼ、冷汗、血圧低下、呼吸困難、喘鳴、頻脈などがあらわれた場合には投与を中止、エピネフリン(1:1000)の投与による保存的治療などの適切な処置を行う。

詳細については添付文書を参照。

▼外部リンク

アボット ジャパン株式会社プレスリリース
http://www.abbott.co.jp/press/2012/120816.asp

シナジス添付文書
http://www.packageinsert.jp/search/1/シナジス

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