介護ベッドの事故続く
電動介護ベッドは、非常に便利で介護が必要な患者にとっては利便性のあるものであるが、関係する重大な事故がこれまでに59件報告され、このうち29件が死亡に至っている。
ベッドメーカーから注意喚起
2009年3月に「在宅用電動介護ベッド」のJIS規格が改定され、JIS規格に基づいた介護ベッドが製品化されているが、それでも事故は後をたたない。ベッドメーカー各社は、「医療・介護ベッド安全普及協議会」を設立し、注意喚起を行っている。
事故は、ベッドの隙間が原因している。サイドレールの中に頭を突っ込んで死亡したり、服がベッド用グリップにひっかかったことによる窒息死など痛ましい事故の例が挙げられている。対策として、隙間がある場合はクッションなどで隙間を埋めるよう注意を呼びかけている。JIS規格改定前に購入したベッドなどは特に要注意である。
▼外部リンク
医療・介護ベッド安全普及協議会
http://www.bed-anzen.org/index.html