大人だけの楽しみにするのはもったいない
春が近づいてきました。ガーデニング好きの人には、とても楽しみな時期ですね。大人の楽しみとして定着したガーデニングですが、実は子どもたちにもかなりおすすめです。
(この画像はイメージです)
ガーデニングと子どもの健康を考えるため、韓国Konkuk Universityの研究グループが行った2回の調査に参加したのは、11歳から13歳の17人の子どもたち。試してもらった作業は、掘る、地ならしをする、草むしり、シートをかける、鍬を使う、種を植える、刈り取り、水やり、土の混ぜ合わせ、植え替えの10種類です。心拍や、呼吸を測定するモニターをつけた子どもたちは、1回の活動では、5つの作業を行い、2回目の活動で残り5つの作業を行いました。1つの作業にかける時間は5分間で、次の作業との間に5分間の休憩を取ってもらっています。
楽しみながら、結構激しい運動になる!
その結果、土を掘る作業、そして地ならしの作業は、激しい運動に値することが分かりました。その他の作業も、中程度から軽い運動と考えられます。つまり、ガーデニングは、子どもたちが成長や発達に必要な運動をしっかりカバーしているのです。
ガーデニングには、こうした身体的なメリットの他にも、環境のことを考えたり、食事と栄養のことを考えたりと、子どもたちにはおすすめのアクティビティです。暖かくなってきたら、お子さんと一緒にガーデニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。(唐土 ミツル)
▼外部リンク
The Metabolic Costs of Gardening Tasks in Children
http://horttech.ashspublications.org/content/23/5/589.abstract