在宅医療を支援するクラウド・サービス
株式会社Minoriソリュージョンズは1月30日、モバイル機器とクラウドを利用した「在宅医療支援サービス」の提供を開始したと発表した。
超高齢化社会をむかえ、医療現場では在宅医療の充実が求められている。同社は、医師による要介護患者への訪問診療業務や、それに関連する医療事務業務を支援するサービスの第1弾として、日医標準レセプトソフト「ORCA」とデータ連携、訪問スケジュール管理、診療結果の入力・診療履歴の閲覧・検査結果の閲覧、診療情報提供書の作成などの機能を持つ「@訪問ドクター」として提供するとしている。
(画像はプレスリリースより)
クラウド・サービスのメリット
「在宅医療支援サービス」を利用することで、医師は往診時に紙カルテを持参しなくとも、タブレット端末から過去の診療履歴と照らし合わせながら処方や主訴・所見などの診療結果を入力することができる。また、入力した情報は自動的にレセプトソフトに反映されるため、医療事務の効率化にもつながるという。
また往診先以外でも、例えば自宅や外出先でも診療履歴を閲覧できるため、休日・夜間など診療時間外の問い合わせにも迅速かつ適切に対応できる。
その他にも、診療情報提供書のFAX送信機能や、タブレット端末内臓カメラで撮影した画像を共有できる機能、撮影した患者の顔写真を登録しておき個人情報の管理に役立てられる機能など、在宅医療に取り組む医師のニーズに応えるための工夫がなされている。(鈴木ミホ)
▼外部リンク
株式会社Minoriソリューションズ プレスリリース
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