新たなグリコヘモグロビン分析装置
アークレイ株式会社は1月20日、グリコヘモグロビン分析装置「アダムス A1c(エーワンシー)HA−8180V」および 「アダムス A1c(エーワンシー)HA−8180T」を、1月24日に日本国内で新たに発売し、糖尿病検査装置のラインアップを拡充させると発表した。
(画像はプレスリリースより)
糖尿病検査の項目のうち、過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映するマーカーであるヘモグロビンA1c(以下、HbA1c)の値は、糖尿病診断や治療において、重要な指標と位置づけられているとされる。糖尿病検査の現場では、HbA1cの正確なデータを即時に測定できる分析装置での検査が求められているという。
一部の変異ヘモグロビンを分離
「アダムス A1c(エーワンシー)HA−8180V」および 「アダムス A1c(エーワンシー)HA−8180T」は、同社のADAMSシリーズが持つHbA1cを高精度で測定できる基本性能をベースに、頻度の高い一部の変異ヘモグロビンを分離する機能を付加したもの。新たな検査ニーズに対応し、より高精度で迅速なHbA1cの測定結果を得ることを可能としているという。
日本国内でもニーズが増加
同分析装置は、変異ヘモグロビンの患者が多く存在する海外で先行販売をしており、今回の日本国内での販売開始はニーズの増加によるもの。
国際化の進展に伴い、日本国内においてもHbA1c測定値に影響を与える変異ヘモグロビンが検出される患者やサラセミアの患者が増えており、院内での変異ヘモグロビン検出のニーズが増えてきている。(小林 周)
▼外部リンク
アークレイ株式会社 プレスリリース
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