厚生労働省は8日、中央社会保険医療協議会「医療機関等における消費税負担に関する分科会」に、4月からの消費税率引き上げに伴って増える医療機関や薬局のコスト負担を、2014年度の診療報酬改定で軽減するための具体策を提示した。
薬局については、消費税対応分として現行で40点と24点の調剤基本料をそれぞれ1点引き上げるとした。病院・診療所は、▽初診料と再診料をそれぞれ12点、3点引き上げる▽同じく8点、2点引き上げる――という二つの案を提示したほか、有床診療所の入院基本料についても、消費税対応分として2%程度を上乗せすることとした。