初のシングレアのジェネリックが承認
米メルクの主力のぜんそく治療薬「シングレア」(成分:モンテルカスト)のジェネリック(後発医薬品)が、8月3日、FDAにより初めて承認された。
シングレアとは
シングレアは、ぜんそくや花粉症に対しての効能効果を持つ抗アレルギー薬。
ぜんそくの際に炎症をおこし気管支の収縮を引き起こす「ロイコトリエン」のはたらきを阻害する薬で、気管支ぜんそく発作の予防に使われる。
シングレアのジェネリック薬について
今回承認されたジェネリックの有効成分は、シングレアと同様のモンテルカストナトリウムで、同じく気管支喘息とアレルギー性鼻炎の治療薬。
気管支の収縮を止め、ぜんそくに伴う咳やほっさ、息苦しさなどの症状を予防する。
しかしながらFDAは、深刻なぜんそく症状の治療には適さないと警告もしているので、注意が必要だ。副作用には、発熱、頭痛、喉の痛み、咳、腹痛、下痢、耳痛、鼻水などがあるという。
また気分変容、倦怠感、幻覚、上気道感染、 四肢の痺れなどが生じることもあるといい、こうした症状が出た場合はすぐに専門家の意見を仰ぐことと警告されている。
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